毒親スペックと、その毒について

毒親にされた数々の仕打ち、しばらく毒だと気付けずに傷心していたけれど、

自分自身が子育てをしていく中で、「私の人生にとって猛毒だった!!!」と気付くことも多々。。。

母娘関係が複雑化しやすいという話はよく聞きますが、やはり母の毒は父のそれよりも猛毒である気がしています。

私にとって、母を毒母として見つめざるを得なくなったのは大きく分けて下記。

 

毒母のスペックは

【1】自分自身が母(私にとって祖母)より虐待を受けていた

・日常的に肉体的・言葉の暴力を受けていた(らしい)

・兄だけが可愛がられた(らしい)

・思う進路に進ませてもらえなかった(らしい)

・祖母は50代で自殺

 

【2】自己防衛的で、周囲に対して常に批判的

・自分を非難する人が許せない、自分の考えは絶対

・未だに、当時子どもであった私に言われ自分が傷ついたことを粘着室に言い続ける

・大人(ご近所・子どもの同級生の親)のことを悪く言い続ける

・子どもの同級生のことを悪く言い続ける

・出会ったことのない著名人のことをイメージだけで批判する

 

【3】信頼できる友人を持たない・夫(私の父)との不仲

・ご近所でも、子どもの同級生の親でも、急に近づいて家に招きあうような親密な仲かと思えば、急に変だと言い出して距離を置きだす

・人生の伴侶であるはずの夫とも不仲で、常に怒声が飛び交い口論が絶えない

・両親の不仲にはお互いに原因があったと思うが、今振り返れば父は家庭での尊厳を保てなくなる程、母のモラルハラスメントがあったと思う

 

【4】自分は子ども達にとって優良な母だと信じ込んでいる

・自分の子ども達は群を抜いて優秀で、子育てに成功したと思い込んでいる

 

【5】決めつけが激しく、感情に波がある

・強い先入観があり、実体験のないことへも批判や決めつけが多い

・怒り狂ったかと思えば泣き出したり、感情的になると収集がつかず、またそのことも自分自身では覚えていない

・一度怒り出すと収集がつかず、遡って別の出来ことまで持ち出して延々と叱られる

・怒ると汚い言葉で罵られる 

 

【6】後年になり心理カウンセラー1級資格を取り、社会的にはDV被害や家庭相談を受ける立場

・自分が最大の被害者だと思っているが、自分はそのトラウマを克服したと思い込んでいる

・心理カウンセリングやDVについての知識、カウンセラーとしての立場が、さらに母を「自分は決して加害者ではない」という意識を高めている

 

そんな毒母にされたことは・・・

【1】母の自己承認欲が全て子どもに

・毎年の誕生日には「産んでくれてありがとう」と言わされる

・お腹を痛めて産んだと何度も言われる

・学校を出してやった、食事を与えてやった、という親として当たり前のことを恩着せがましく言ってくる(時には「誰のお陰で飯食ってると思ってるんだ!」となじられる)

・病院での定期検診結果を大袈裟に連絡してくる(実際は病気でも何でも無く・検診を受ける必要もないと言われているにも関わらず) 

 

【2】子どもをストレス発散の道具に

・怒り出すと収集がつかず、殴る、ぶつ、平手打ちは当たり前で、時にはフライパンで頭を思いきり叩かれたことも

・自分自身の複雑な母子関係(祖母にされた虐待等)を幼少期より聞かされる

・親戚・ご近所・同級生の親の不平不満や悪口を幼少期より聞かされる

・夫(私にとっての父)の悪口を幼少期より聞かされる

・私の成人以降は、自分の職場のストレスや私の兄弟への不満を泣きながらうったえてくる

 

【3】子どもの尊厳を貶めることで自分が優位に

・私の身体的な欠点を、幼き頃より面白おかしく言われ続けた

・子どもの失敗談を笑い話としてご近所・同級生の親に言いふらす

 

【4】子どもを思うようにコントロールしたい

・思い通りにならないと怒りながら「どうせお母さんのお前の育て方が悪かった!」といじけて、なじられる

・直ぐに学校の先生に電話を入れて苦情や事前対策をすることが親としての愛情だと思い込んでいる

・思春期にオシャレをさせてもらえなかった

・希望進路への夢はたたれ、結局母の望む大学へ進学

・海外は危険だから行くな、学費を出してもらってる分際で旅行なんてもっての外

・幼き頃より男女交際についての汚いイメージを植え付けられ、大学生になっても交際を禁じられた

 

 

文章にしてみると短いですが、私はたったこれだけのことに気付けずに、日々悶々としてきました。

毒親と距離を置きたくなった(大きな気付きがあった)のは、成人してからのある一本の電話、そして、私自身が子どもを授かってからです。

毒親は繰り返す・・・よくそんなことも耳にしますが、色々な気付きがあった中で、

母と同じように、暴力を奮ったり子どもの尊厳を冒したり、進路や恋愛を邪魔したいとは、可愛い我が子を見て、そうはなりません。

それでも、やはり、あるんです。。。夫に言われてハっとすること。

自分自身の言葉の言い回しが母にそっくりでゾっとすることが・・・。

 

「まだ完璧に解毒できているわけではない」

これが私の現状ではありますが、これからは幸せな人生を歩むために・・・

気付けたらそこから変えていけばいい、そう思って、ゆるく、成長していきたいと思います。。