毒親を許すべきか
「毒親を許すべきか?」
毒親を持つ多くの人が自分の良心との葛藤に悩むことではないでしょうか?
これに対して「許さなくてよい」がズバリ、私の意見です。
良心としては、
・とはいえ楽しい時間も年数回はあったじゃないか
・希望ではなくとも、生活費も学費も出してもらえた
・最低限の生活を送らせてもらえた
というのが、両親が「毒親」であることに気付き始めた当初は、確かにありました。
ただ、自分が子どもの親になってみて分かったのは、
子どもを産んで育てるという意思を持ったのは両親の選択であり、
無防備で産まれてくる子どもに対して、必要最低限以上の生活、学び、楽しみを、無償の愛とともに与えるのは、子を持つ両親の義務に他ならないということです。
子どもを持ちはじめて、毒親に「食べさせてやってる」「学費出してやってる」「お腹を痛めて産んだんだ」と恩着せがましく感謝を要請されてきたことに、違和感を感じることができました。
また、私の良心を苦しめてきたのは、母の暴力・暴言を伴うヒステリックの後に囁かれる、甘い言葉にもありました。
母は一連のヒステリックの後に必ず
・「あんたはやればできる子なんだから」
・「大切な娘なんだから」
と言ってクールダウンしました。だいたいこの言葉が出てくると、ヒステリックタイムが終了という流れだったのですが・・・。
世の中の子どもは皆、お母さんに愛されていたい、そう信じてますよね。
私も勿論その中の1人だったに違いなく、この言葉を信じたい・・・そう思っていたのだと思います。
ただ、ただ、ただ・・・・
一連の暴力の後に優しい言葉をかける→その優しい言葉を信じる・・・て、
今思えば、DVと一緒じゃないか~!!!!
そして、暴力暴言の後のこの優しい言葉よりも、今現在までの私を苦しめてきたのは、
確実に、ヒステリックな母の暴力と暴言です・・・。
自己肯定感が薄く、「やればできる子」だなんて、自分に対して微塵も思えません。。
例えどんなに毒親が反省したとしても、過去の時間は巻き戻せないんです。
だから、「許す必要はない!!!!」
(毒親は、勿論自分の行いに気付てもいませんが・・・苦笑)