グランド毒親(祖母)の自殺について
グランド毒親(祖母)の話は未だ続きます。。
祖母は私が小学生に上がる前に、突然亡くなりました。未だ50代中~後半と早い晩年でした。
お葬式のことはしっかり覚えていますが、当時は死因等を聞かされることもなく、癌か何かかなと思っていました。
母に、「そういえばおばあちゃんは何故亡くなったの?」等と素朴な質問を投げかけると、「知ってるくせにそういうこと言うな!」「二度と言うな!」と言ってヒステリックにキレられたことを記憶しています。
そして、大学生のある日です。
突然母に、「あんたには正直に話しておくね」と言われ、祖母の死因について聞かされました。
祖母は亡くなる数年前から、軽い鬱症状があったそうで、虐待を繰り返していた母に対して突然電話がかかってきて、弱音を吐くことが増えていたそうです。
そしてある日、母の実家の庭にある井戸に飛び込み、自殺をしたそうです。
お葬式が終わったある日、幼い私が母に、「おばあちゃんは『暗くて深いところにいくんだよ』て私に言ってたんだよ。暗いところに行っちゃったの?」と聞いたそうです。さすがグランド毒親、孫に言わなくてよい自殺の予言を、していたということです。
これを聞き、母は二重のショックがあったそうです。実母の自殺と、実母が自分の弱音を吐く道具のために子どもを使ったということに・・・。
母には、「あんたがこのことで深い傷を負っていたらどうしようと思って・・・ずっと悩んでいた」と言われました。
ええ~?!ちょっと待って!ちょっと待ってよ!!!
私、全然覚えてませんから!!!だいたい、覚えていたら「おばあちゃんは何故亡くなったの?」なんて聞きませんから。。
今更聞いてもしょうがない話を、母の心の傷を癒すための道具として、私は2世代にわたり利用されたということです。
ろくな祖母ではなかったということは幼少期からの刷り込みにより知っていましたから、自殺自体は特に驚くべきことではありませんでした。極端な話かもしれませんが、日本の自殺率をみえば、親戚を辿っていけば一人ぐらい自殺している人がいたっておかしくないですよね。私の場合は、たまたまそれが祖母であったというだけのことです。
それ以降、ますます面倒になったことがあります。
母は、ことある毎に、祖母の死因について人に話してないだろうね?と責めてくるようになったのです。
結婚の際にも勝手な妄想により責められました。
私の考えとしては、祖母が自殺していることが分かった時点で結婚破断になるような人とは、そもそも結婚したくないですし、事実、そんな小さなことで嫁を判断するような相手方のご両親・夫ではありません。
祖母の死因についても、何かの折に夫には話したかも?(記憶は朧気)とは思いますが、義理ご両親へは話したことはありません。これから作るべき前向きな家庭がある中、自分の過去の不幸話や祖母にまで遡った不幸エピソードを義理両親に語ることって、そうそうないですよね・・・。
それなのに母からは「義理の両親にはおばあちゃんの自殺のことは話してないだろうね??!!」という責めが入り、もうウンザリです。。。
そもそも、語らなくて良い自分語りを、自分の不幸を認めて欲しい、励まして欲しい、分かって欲しいという目的で勝手にしてきて、
また、それを「人様に言いふらしてないでしょうね??!!怒」と責めたててくる・・・。
人間の記憶って、そう簡単には消せないのですよ。それは本人が一番分かっているだろうに。
「言葉は時に重みを持つこと」そして「他人を傷つけた記憶は簡単には消せないこと」今一度、私自信にも言い聞かせて参りたいと思います。。。